ビッグボディ
国籍:カナダ、身長:245㎝、体重:215㎏、超人強度:1億パワー
【製作コンセプト(造形師サンダー考察)】
そもそも第1弾であった保坂版が(コンセプト、造型含め)完璧ともいえる商品。当時担当していた稲坂君いわく、かなり短時間で仕上げてもらったそうで勢いも含め素晴らしい。なので表面的なカッコよさを追うという意味ではもうその山はテッペンまで登る隙もないわけです。
CCPらしいバランスの良いカッコよさも完成しているところで、いまさら何をやれ、というのか。鉄板ポーズは使用済。そこからさらにチームで並べて成立させるにはどうするかを考えた場合、もはやポーズ選択は消去法になってしまうくらい狭まってくるわけです。
そこで思い出されるのは「見ているかペンチマン レオパルドン ゴーレムマンキャノン・ボーラー!」という魂の叫び。ここにはチームリーダーとして満足行く仕事を果たせなかった男の悔恨と責任感が見えます。
彼は強力の神に見出される前においても「どーらオラにまかせな」と進んで他人の労苦を背負う開拓者であったわけです。そんなストロングマンの人柄と、鉄人28号がイメージソースだったという先生の回想を踏まえつつ造型しました。
ポーズは、他人の労苦を背負う開拓者だったストロングマンの人柄と、
『鉄人28号』がイメージソースだったという先生の回想を踏まえつつ造型。
下半身の解釈も、ビルダーではない開拓者的肉体を表現!
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原作カラー
特別カラー
現在、胸パッド、肘、顔の角度、肩パッド修正中。
特別カラーでは、肩パッドも新たに製作する予定。
更にビッグボディになる前の「あいつ」も製作予定!
今の造形より更にかっこいい佇まいになること間違いない!!
肉体に過剰に自信を持つ切込隊長と、冷静に出番を待ってたはずのメカ超人。
必殺技キャノンラリアートでチームに貢献しようとするベテラン副将と、
すっくと立って皆の背中を支える若手巨人。
そして彼らをまとめるモストマスキュラーなリーダー。
おそらく試合前「俺ら行けるぜ!」と盛り上がったに違いない、
愛溢れる造型を感じて欲しい!
マイナー超人でも皆それぞれの生い立ちや生き様があるはず。
彼らが何を考え、どんな思いで参戦を決意したのか、
ここまで考えさせられる時間は手にしてみなければわからないし、造形の奥の深さを感じることが出来た。
子供の頃、考えもしなかった素晴らしい時間を、大人になった今だからこそ思いをめぐらせ、当時を回想するという贅沢。
あなたの人生も、このフィギュアを通し豊かにできたら。
そんな想いで製作に当たり、この造形物を後世に残したいと思います。